人形峠で放射線について勉強しました。
11月7日(火)人形峠環境技術センターの視察研修に福祉委員等19名で参加しました。
総務課の白水久夫さんから、「一人でも多くの人に、正しい知識を伝えたい」という、熱い想いのこもった説明を聞いた後、身近な物から出ている放射線量の測定や「霧箱」による放射線の飛跡を観察しました。
・私たちは1年間に2.4ミリシーベルトの自然放射線を受けており、自分の体の中にも放射性物質がある。
・100ミリシーベルトより少ない放射線量では、ガンや白血病などへの影響は、明らかになっていない。
・放射線は、化合物の合成、熟成等の調整、品種改良、食品の保存、非破壊検査、レントゲンやCT検査、ガンの治療などで利用されており、今後も様々な分野での有効利用が期待されている。
・放射線についての正しい知識を身につけて、放射線の怖さを正しく理解することが求められている。
最後に、原発事故による被害を受けた福島県の方たちに対する「知らないことからくる偏見や差別」の厳しい現実を知らされました。
・放射線を出すとして「避難者」を宿泊拒否
・「福島産」の花火の打ち上げを中止
・修学旅行で「福島県立」の名前が使えない
・「福島県民」ということで就職面接を拒否
「正しい知識を身につけること」の大切さと「心の除染」の必要性を強く感じる、充実した研修になりました。研修の後は、山法師定食と奧津渓の紅葉も満喫しました。